木彫り熊のことを思うきっかけになった本です。
弊社書籍のお取扱店さんでもある
名古屋にある素晴らしい本屋・ON REANDINGさんの出版レーベル
ELVIS PRESS(なまえが秀逸すぎるッ)と凹プレスさんの発行。
木彫り熊発祥の地は諸説ありますが、
「北海道のお土産=木彫り熊」のブランディングがいかに定着していったのか、
という過程を知ることができたり、
北海道・八雲の木彫り熊作り手たちのすばらしい作品の写真を、みることができます。
ぼくはこの本に出合い、木彫り熊の素晴らしさに衝撃を受け、
その後、ひょんなことから生きている熊のことを集中的に考える機会がありました。
そうこうしているうちにたくさんの木彫り熊が、
ぼくのところにやってきてくれるようになって……
その中に、この本に載っている大変貴重な木彫り熊もあって!
これはたいへんなことだ! と
熊も人間もよろこぶ会を目指して、「熊と福の会」という
イベントを開催しました。
「熊と福の会」は1度きりではなく、
何度も開催できたらいいな、というものです。
この『熊彫』には、
”関心”だったり、”愛ある眼差し”であったり、
”共に生きる”というものだったり、
熊も人もよろこぶエッセンスが
随所に散りばめられている気がします。
本書には、八雲町公民館木彫り熊講座で、実際に使用されていた
「八雲木彫熊の作り方」という木彫りの教科書ともいうべき付録がついてきます!
とても貴重な資料です。
熊彫〜義親さんと木彫りの熊〜
編集・発行人 上原敏(凹プレス)
装幀・写真 黒田義隆(エルビスプレス)
装画・題字 林青那
制作・発行 凹プレス+エルビスプレス
発売 エルビスプレス|オンリーディング
サイズ 215×170(mm)
本誌 80ページ 付録 28ページ