妖精おじさん日記 11月14日版

2023.11.16

お届けする商品に同梱している日々更新「福太郎通信」のデジタル版。
今回は11月14日版です!

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「福太郎さんの誕生日に来てほしい
お祝いできるから」


みなさん、こんにちは!
毎日すき勝手に書いている福太郎通信です。

先日、琵琶湖のほとりで、お年は6歳になる男の子と出合いましてね(←口調がいきなりケルマデックさん)。

話は脱線しますが、まぁまぁマガジン編集部の統一表記では出合いは出合いなんです
(出会いではナイ)。
でもあくまでうちの編集部のきまりなので、ゆるいです。
今、開催中の湖のスコーレさんでのPOPUPショップのタイトルは
「あたらしい——本来の——わたしに出会うエムエム・ブックス店」なんです。
スコーレの店長きくちさんが決めてくださり、うれしくてそのまま使わせていただきました。

その6歳の男の子がですね(話はいきなり戻ります!)

すっごく通じ合える。
1いうと10も100もわかってくれるような方でして、
すごくめずらしい(ぼくの言っていることを深く理解してくれる人がめずらしい)。
大人でもなかなか出合えないなと思う方でして、
こちらもうれして6歳の子に話かけるというよりは、
親友・心友・魂友に話すように。
もちろんぜんぶ本心で、思ったことをそのままリラックスして話し、その返答をいただいて、
ことばのキャッチボールを楽しんでいました。

お父さんもお母さんもそういう方でした(つまりお父さんともお母さんとも親友・心友・魂友!)。

その男の子たちが住む近くには、とっても豊かできれいな川が流れているそうで、
ぼくはすぐにでも行きたくなったのですが、
今は寒いですから、来年の初夏に遊びにいかせてもらうことになりました。

そうしたら「うちにも遊びに来て」と男の子がいってくれたので
もう本心から
「ゼッタイ行く!」といったんです。

そうしたら男の子、
無言で両手をあげてガッツポーズしてくれたんです!
みんなが歓声をあげましたよ!

僕は感動とうれしさでしばらく、声が出なかった。
それから笑いました。よろこび笑い。

こんなふうに喜びを表現したらいいんですね。
みんなも喜びます。

そして初夏といえば男の子とぼく、
ふたりとも誕生日が6月ということが事前にわかっていましたので、
「(男の子のなまえ)くんの誕生日の頃にいくね!」っていったら、
そうしたら、今日の通信のタイトルのことばをいってくれたんです。

うれしかった。
ほんとうにうれしかった。
みれいさんと「うれしいね」とずっと話していました。
来年の楽しみがまたひとつ増えました。

最近ケストナーの『点子ちゃんとアントン』を読んだのですが、
あとがきでケストナーが
「アントンみたいな男の子の存在をいくつ書いても書きたらないぐらい」
みたいなことをいっていて(アントンという少年が素晴らしい存在として描写されているため)、

ぼくもまったく同じさ(いきなりケストナーの口調になる)
この男の子のことはいくら書いても書ききれないのさ!


(mmbs 福太郎)