kazuteramoriのくろもじ

3,000円(税込3,300円)
マーマーなトークショー2022にゲスト出演いただいた、
早坂香須子さんの「kazuteramoriのくろもじ」を特別に販売をさせていただきます。

*マーマーなトークショー2022 のアーカイブはこちらで販売中です
(お申し込みは12月10日まで)



kazuteramori(カズテラモリ)のくろもじ


長野県にあるカズテラモリの森に自生するクロモジ枝葉を
蒸留した100%天然の芳香蒸留水を限定生産しました。

みずみずしく、ほんのり甘く、深い香りは水をたたえた森の恵みそのもの。

土壌の豊かさを感じる森の深い香りの芳香蒸留水・60本を、
エムエム・ブックスさんで販売して頂くことになりました。


(早坂香須子)



kazuteramori(カズテラモリ)のくろもじ
芳香蒸留水 100ml 3,300円

◎リネンウォーターとして寝具にかけると深いリラックスに。
◎お風呂に入浴剤として
◎空間の保湿と消臭など
◎ ハンドメイド化粧品の材料として

・高温多湿を避け、直射日光があたらない場所で保管してください。
・お肌に使用される場合はパッチテストを行い、お肌にあわないときにはご使用をお止めください。

※雑菌の繁殖を抑えるため、セイヨウシロヤナギエキス(肌のきめを整える、防腐効果の高い植物エキス)を配合していますが、開封後はお早めにお使い下さい。


プロダクトストーリー



くろもじとの出会い

このくろもじとの出会いは、2022年の早春。

2月に急性胃腸炎で体調を崩してから約1ヶ月間、自宅療養を余儀なくされた私は、身体と心の声を聴きながら、大きな仕事と小さな仕事部屋を手放し、健康を取り戻しつつ、内側もも外側も身軽になっていきました。

これまで数年間、直感に従って様々な方面でプロジェクトを立ち上げ、楽しくもタスクに追われる生活をしてきたせいか、身軽になってからは、いつも通り仕事はしていても圧倒的に自分の時間があり、これが余生か…と思うほど、ゆったりとした気持ちで過ごしています。

このスロウな生活に入ってすぐに、休暇で滞在した北アルプスの麓のとある町でご縁がつながり、広大な森を譲り受けることになりました。



地表にまだ雪が残り、しんと静まりかえった森で聴こえてくるのは、遥か頭上で風に吹かれるカラ松のサワサワという囁きと、山の湧き水が湖へと流れる小川のせせらぎ。まるで精霊たちが踊っているかのように光の粒子に満ちた明るい森に、私は一目で恋に落ちたのです。

初夏になり、新芽が芽吹き、花が咲き、この森に沢山のクロモジが自生していることに気づきました。


クロモジは、日本固有種の香木の代表格で、香りのよい芳香成分リナロールを含み、鎮静、抗不安、抗菌、抗炎症などの作用があります。

日本では古くから鎮静・抗菌作用が認められ、生薬の「ウショウ(烏樟)」として薬酒に、また、お茶席で菓子に添えられる高級楊枝「黒文字」としても有名です。




リラックス効果や胃腸を整える
クロモジの効果・効能



アロマセラピーの世界では、クロモジの精油は、南米の熱帯雨林に生息し、今では絶滅が危惧され採取が制限されているローズウッドの香りに似ているとよく言われます。

クロモジもローズウッドも同じクスノキ科で、どちらも主成分は「リナロール」であり、リナロールは中枢神経を安定させ、体全体のバランスを取る作用があり、興奮している時には心を落ち着かせ、反対に気力がない時には精神を高揚させます。

抗菌、抗真菌作用にも優れている一方で、もともと皮膚に備わっている細菌環境を損なわずに皮膚をケアするので、湿疹や子どもの皮膚のただれにもよいといわれています。肌を保護して温める加温作用もあるので、入浴剤としても。

抗ウイルス作用や、免疫系を刺激して働きを高める作用があり、信州大学農学部の河原岳志准教授と養命酒の製造元である養命酒製造(株)との共同研究でクロモジの機能性評価を行ったところ、「クロモジはインフルエンザウイルスの細胞への吸着と侵入を99.5%以上ブロックする」という驚きの効果も新たに発見されました。



蒸留とボトリングは新潟の障がい者就労支援施設ソラシードさん


今回、森の測量に必要なだけ剪定をしたクロモジ枝葉を、私がディレクターをつとめるオーガニックコスメブランド「NEROLILA Botanica 」の製造で一部お世話になっている、新潟県にある障がい者就労支援施設、あおぞらソラシードさんで水蒸気蒸留をして頂きました。

その結果、施設の方も私も驚くほどの良い香りの芳香蒸留水が採れたのです。(蒸留、ボトリングやシール貼りまで、ソラシードさんで行っています)




フレッシュでみずみずしく、ウッディな中にほのかに甘さのある香りは、どこか懐かしく、郷愁を誘います。

11月13日のマーマーマルシェで販売をしたところ、お買い上げ下さった方々から「枕にシュッとして寝たら、朝まで爆睡でした!」「再販はありませんか?」というたくさんのお声を頂き、最後の60本をこちらで販売していただくことになりました。



芳香蒸留水は、植物を採集する時期や土壌環境で香りが変わります。それは、森の生態系と土壌の豊かさそのもの。

植物との香りは一期一会なのです。

(早坂香須子)